初めての投稿となります。
4/9の Windows XPサポート終了を機に Linuxを触り始めたド素人ですが何卒よろしくお願いします。
現在 Mint 16 Cinnamon, LMDE 201403 MATE, Lubuntu 13.10を導入し切り替えながらいろいろ試しているところです。
ここ一週間使用した印象としては、これまで使用していた Windows XPと比べて、とにかく軽く快適に動いている点については満足しています。
当方の MATE環境でも当記事と同様の問題が生じていますが、些か長文となりそうなので、予め要旨をまとめておきます。
当トピックの結論としては、
Debian Edition では ikuya さんの Fcitx は適用してはいけません。適用せずに修正された Fcitx になっています。
という点に帰結しますが、この注意点を、「つかおう」サイト「日本語化」ページにおける Fcitx のセットアップ手順にて明示的に記述していただくことをご検討いただけないでしょうか?
オリジナルの質問者にて問題が解決済みの状況で当トピックに投稿することが適切でないと言う場合はその旨ご指摘いただければと。
当方のMATE環境における問題は以下の通りです。
日本語入力ができないという問題が同様に発生しており、当トピックでの回避策によっても現時点では解決していません。
問題再現シナリオ:
1. LMDE 201403 MATEインストール直後、日本語化実行前、apt-get updateを実行すると最後に以下の警告メッセージが現れる。
- コード: 全て選択
W: GPG エラー: http://archive.ubuntulinux.jp saucy Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 68B5F60DCDC1D865
W: GPG エラー: http://archive.ubuntulinux.jp saucy Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 058A05E90C4ECFEC
2. Linux Mint Japan(当サイト)の「ダウンロード」ページ「日本語化の方法」の手順により wget で認証キーを登録することにより、apt-get update コマンドにて上記メッセージは出現しなくなる。(期待通り)
3. 「つかおう」サイト「日本語化」にある Fcitx セットアップ手順を実行。念のために処理手順を転載しておきます。
- コード: 全て選択
$ sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-frontend-gtk2 fcitx-frontend-gtk3 fcitx-ui-classic fcitx-config-gtk mozc-utils-gui
$ im-config -n fcitx
最初のコマンドによりリポジトリ ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx が組み込まれますが、それ以降 apt-get update コマンドを実行すると最後に次のようなエラーが発生します。
- コード: 全て選択
W: http://ppa.launchpad.net/japaneseteam/ppa/ubuntu/dists/testing/main/source/Sources の取得に失敗しました 404 Not Found
W: http://ppa.launchpad.net/japaneseteam/ppa/ubuntu/dists/testing/main/binary-i386/Packages の取得に失敗しました 404 Not Found
E: いくつかのインデックスファイルのダウンロードに失敗しました。これらは無視されるか、古いものが代わりに使われます。
この状況にて日本語入力不可
4. 当記事に基づき、ソフトウェアソース($ sudo mintsource)から以下を除去
追加リポジトリ: (四つ)
archive.ununtulinux.jp multiverse
archive.ununtulinux.jp main
archive.ubuntulinux.jp (配布元) multiverse
archive.ubuntulinux.jp (配布元) main
鍵認証: (二つ)
Ubuntu-ja Archive Automatic Signing Key <archive@ubuntulinux.jp>
Launchpad PPA for Ubuntu Linux Team
この状況にて日本語入力不可
実は当トピックは、3.のエラーメッセージについて調査していて該当したものでした。
アップデートマネージャーを実行するたびに上記の警告メッセージが出ることが目障りだったことから調査を始め、当方のマシンでも日本語入力ができていないことに気がついたのは、当記事を見つけてからという経緯となります。
そのため上記手順の 1. および 2.での日本語入力の可否は未確認です。
最初 googleで検索した際にはヒットしなかったのですが、当フォーラムの存在を知り、検索したところ一発でヒットし、更に当フォーラムにおける充実したサポートに感銘を受けたような次第です。
今回の問題については、「つかおう」サイトでガイドされた Fcitxセットアップ手順が、LMDEに関しては適切でないことに起因しているものと見受けられます。
以下転載しますと、
Linux Mint 16 および Debian Edition ではインストール直後でも、日本語表示は問題なく行えるようになりました。
日本語入力は行えないので、対応が必要です。
Fcitx と Mozc を入れるのがおすすめです。
Mozc は Google 日本語入力 をオープンソース化した派生物です。
(中略)
16 では、Fcitx を正常に動作させるため、Ubuntu 向けに公開されているいくや(Ikuya Awashiro)さんが更新した Fcitx を適用できるようにします。
$ sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
Debian Edition では Fcitx へ切り替えできるようにするため im-config を入れて下さい。
$ sudo apt-get install im-config
Cinnamon・MATE・Xfce(含 Debian Editon)では下記のコマンドを実行します。
(コマンド略)
この手順に参照したからには、LMDEユーザーもこの手順を実行することは必至です。
そこで冒頭にて提示した提言となります。
即ち、当ガイドにて、LMDE環境における Fcitxセットアップ手順を明確にしていただきたいとお願いする次第です。
当トピックの経緯より「ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx リポジトリを追加する必要があるのは Ubuntu 由来の Mint 16 のみ」
「ならば、LMDEの場合、どこを参照すればいいか」「追加は不要」といった具合に理解していますが。
この点と同様の問題となると考えていますが、同ページの「Linux Mint Japan の日本語化パッケージを適用する」についても、同パッケージが Ubuntuのチームにより開発されているものである以上、LMDE環境には適切ではないと理解しています。
実際に試してみました。
当方の環境にて、ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx リポジトリが組み込まれた状況でインストールを試みる。
- コード: 全て選択
$ sudo apt-get -s install ubuntu-defaults-ja | tee LMDE.inst-remix.dummy4.log
パッケージリストを読み込んでいます...
依存関係ツリーを作成しています...
状態情報を読み取っています...
インストールすることができないパッケージがありました。おそらく、あり得ない状況を要求したか、(不安定版ディストリビューションを使用しているのであれば) 必要なパッケージがまだ作成されていなかったり Incoming から移動されていないことが考えられます。
以下の情報がこの問題を解決するために役立つかもしれません:
以下のパッケージには満たせない依存関係があります:
ubuntu-defaults-ja : 依存: language-pack-ja しかし、インストールすることができません
依存: language-pack-gnome-ja しかし、インストールすることができません
依存: firefox-locale-ja しかし、インストールすることができません
依存: thunderbird-locale-ja しかし、インストールすることができません
依存: fonts-takao-pgothic しかし、インストールすることができません
E: 問題を解決することができません。壊れた変更禁止パッケージがあります。
なお、ここでは -s (simulate)オプションを使用して、最初から実行を抑止してあります。
次に当記事に基づき、追加リポジトリおよび鍵認証のエントリーを削除(上記再現手順 4.)して同じコマンドを実行した結果が以下の通りです。
- コード: 全て選択
sudo apt-get -s install ubuntu-defaults-ja | tee LMDE.inst-remix.dummy5.log
パッケージリストを読み込んでいます...
依存関係ツリーを作成しています...
状態情報を読み取っています...
E: パッケージ ubuntu-defaults-ja が見つかりません
そもそも論となりますが、日本でパソコンを使用するにあたっては、セットアップ不要ですぐに日本語が入力可能であることが本来の望ましい形であると考えられます。多少のカストマイズは容赦するとしても、です。
Linuxにおいて、それが必ずしも実現していないということについては技術上以外の各種の事情があるということは当フォーラムの中でも言及されていることを今朝いくつかのエントリーを流し読みした中にも見つけています。
GNOMEとの統合に関連し iBus 1.5が却って使い勝手が悪くなったという言及なども。
(例) Ikuya Awashiroさん→
http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0296しかしながら、今このエントリーを入力しているのは Lubuntu 13.10で、日本語環境を組み込んでない環境、即ち、インストール後 apt-get dist-upgradeのみ実行し、Ubuntu日本語化チームのサイト(
http://ubuntulinux.jp/japanese )の日本語化を未適用(方法 2 にて 手順2.のレポジトリおよびGPGキーの追加を行わない)の環境です。
いわばインストール後アップデート・マネージャーを実行しただけで、コマンド等は一切実行してない環境に一致もしくは近似しているのでは。
この環境でも iBus-Anthyから日本語が入力できています。(順次現れる変換候補が何とも珍妙で退屈しませんが)
(正確には、最初日本語入力できなかったところ、設定から iBus設定を選ぶと iBusデーモンが停止していると表示され、そこから再起動を選択し、その後タスクトレイ右下のアイコンから Anthyに切り替えて入力可能となった。その後は再起動しても同様の問題は生じず。)
(日本語環境を組み込まないでいる理由は、Lubuntu環境で Firefoxを使用していて、マウスの右クリック・メニューが表示されなくなる問題について、日本語環境に問題がある可能性について言及されていたことの検証のため。結果として、当エントリを入力している途中から同問題が再現し、それに加え、Firefoxのメニュー・バーの展開がマウスの左クリックでも、更にはF10キーでも展開できないという問題まで順次悪化しているという、片肺飛行状況で入力している。ともかく再現が確認された以上、これを入力後速やかに日本語化を適用しなければ。(汗;))
Mintについて話題を戻すとして、現行のリリースにおいてセットアップが必要であるならば、その手順が簡単に実行可能な内容であることが要請され、それを担保するためにも内容の正確さと明確さが必要不可欠となります。
最も望ましい形としては、ワンストップのポータルとして情報が集約している形でしょう。
Linux Mintの初心者にとって最初にアクセスする最も重要なサイトは当サイト即ち
であり、それに次いで
であります。
実際にはこれらのサイトがボランティア・ベースで運営されていることは理解しています。
当フォーラムでのサポートの充実していることに、メンバーの皆様の多大な貢献に尊敬と感謝とを捧げることに吝かでありません。
皆様の活動を尊重し、限られた人的資源のもとでの活動である以上、これらのサイトのコンテンツとしては最重要な項目に限定し注力することになります。
その観点から、日本語環境特に日本語入力に関しては最重要に値すると考えています。
それ故に Fcitxセットアップ手順の記述について、改善をご検討していただきたく、今回投稿させていただいた次第です。
また Ubuntu 日本語化チームの Remix差分パッケージ(ubuntu-defaults-ja)についても初心者には混乱を生じると思われます。
日本語化に関する情報としてただでさえ既に上記の二つのガイドがある状況にて、それに加え三つめのサイトがあり、そこでもコマンドが指示されているとなると、初心者にとってはブラックボックス的に実行することが少なからずあるものと考えられます。
(私自身上記にて同パッケージを -s (simulation)オプションでインストール(apt-get install)を試みているのは、中に含まれるパッケージの一覧を確認したかったからという意図からです。)
むしろ Mint 16 および LMDE 201403については、基本的に Remix差分パッケージは適用不要で、必要なケースについては別途案内する、といった形の方がまだましなのではないかと思います。
XP exileとして(泣;)、やむなく Linuxを使い始めたとのがきっかけとはいえ、実際に使ってみるとその快適さは期待以上のものがありました。
自身の Windows環境だと常駐アプリのために何かと重くなっていたのと比較すると格段の好パフォーマンスです。
(専らセットアップおよびそれに伴う疑問等のネット検索で使用)
これも開発者ならびにサポートに尽力していただいている皆様のおかげと、重ね重ね感謝を陳べるばかりです。
一般的に XP搭載ハードウェアのスペックでは Windows後継バージョンを稼働させることは困難であることから、代替としての Linuxの使用を他の XPユーザーにも十分に推奨しうるということを、この一週間の使用で身をもって体得できました。
ただし、Linuxこそ初めてとはいえ、パソコン関係に心得のある私自身でも多少なりとも面食らったところがあったのは事実です。
(一台で複数動かそうという余計なことをしたためでもありますが)
4/9のサポート終了で対応を迫られた一般ユーザーからすると、特にセットアップ関連でハードルが高いだろうな、という印象も否めません。
既にここまでで超大作となってしまいました。(汗;)
最後に、ここ一週間使用した限りで使用した三つのディストリビューションの使い勝手についてランキング形式で。
第1位 Linux Mint 16 Cinnamon
現時点で特に問題なし、Cinnamonインターフェースも言われているほど重くない。
第2位 Lubuntu 13.10
今回入力中にも再現した Firefoxの右クリック・メニューでのメニューが表示されない問題は使い勝手に大きく影響。
今回は、上部のメニュー・バーへのアクセスが、マウス・クリックでも F10キーでも展開されないという新たな問題も発生。
ただし、その後ログアウト・再起動なしであるにもかかわらず、現時点でいずれも回復。
(このように再現がブレる問題って、調査および解決が難しいんだよな)
当方の環境では Syncで三つの Linux環境プラス Windowsとの間で環境を共有しているが、現時点では Lubuntuでのみ発生。
第3位 Linux Mint 201403 Debian Edition
当方の環境では DVDドライブが不調のため、USBフラッシュ・ドライブからのセットアップを行っているが、LMDEの場合、Linux Live USB Creator(未サポート)、並びに YUMIでのセットアップが失敗。NetBootinでのみセットアップできた。
日本語入力不可。この点については当トピックでの対応方法でも現時点で未解決。
この点については、セットアップ手順を補正した上で、改めてスクラッチ・インストールした上で改めてご報告できればと。
よって、LMDEについては、今後の挽回を期待しつつ、ということで、
お後がよろしいようで、、、
とんだ初投稿となってしまいました。 orz
よろしくお願いします。