一部のアプリで日本語フォントが □ 表示になる問題が生じていました。
フォントを入れ替えて改善する方法が従来紹介されていたのですが、
別の方法で改善できる事を確認しました。
合わせて日本語化も Mint Japan 追加リボジトリを使用せずに行えてしまったので、紹介しておきます。
インストールは通常通りに行って構いません。13 でも日本語でインストールできます。
インストールから起動した後の手順です。
- アップデートマネージャーで最新状態に更新(パッケージ数が多いので時間を要します)
- 端末・ターミナルを起動し sudo apt-get install ibus ibus-mozc ibus-qt4 を実行
- 設定(MATE・Xfce) の中にある または System Tools - システム設定(Cinnamon) を選び、言語サポート を実行
- 「言語サポートが完全にはインストールされていません」と表示がでた場合は インストール を選択
- メニューとウインドウの言語 に 日本語 がなければ 言語のインストールと削除... を選んで 日本語 または Japanese を追加
- メニューとウインドウの言語 内の 日本語 を一番上に移動
- システム全体に適用 を選択
- キーボード入力に使うIMシステム を ibus になっていなければ変更
- Linux Mint を再起動
KDE は若干操作が違います。
- アップデートマネージャーで最新状態に更新(パッケージ数が多いので時間を要します)
- Konsole を起動し sudo apt-get install ibus ibus-mozc ibus-qt4 を実行
- System Settings - Locales を選択し、左項目 システム言語 を選択。
- 「言語サポートが完全にはインストールされていません」と表示がでた場合は インストール を選択
- 日本語 を選択し、
- キーボード入力に使うIMシステム を ibus に変更して Apply を選択
- 左項目 国と言語 を選択し、言語 タブの 日本語 を 優先言語 に入れる
- Linux Mint を再起動
ポイントは「言語サポート」です。
この「言語サポート」は Ubuntu と派生でほとんど存在していて、
ここで 日本語 を追加すると、日本語表示と入力で必要なパッケージを
インストールしてくれる仕組みになっています。
(Linux Mint に限らず、Ubuntu ベースの派生はこの手順で日本語化が容易に行えます)
13 MATE・Cinnamon ではここに 日本語 が入っていませんでした。
これが日本語の文字化けを起こしているそもそもの要因だったのです。
ちなみに 13 Xfce では 日本語 が含まれている状態で、日本語の文字化けが発生していない事も確認しました。
13 KDE も文字化けは発生しませんが、代わりにインストール直後は英語表示です。