Linux Mint を使っていて端末(ターミナル)を使う場面は少ないとは思いますが、何か不具合などあった場合使わざるを得ないことがあります。でも端末、慣れないうちは本当に嫌ですよね。キーボードから暗号のような文字列を打ち、一文字でも間違えればエラーと言われる。本当に嫌になります。その端末入力をもっと簡単にする3つのテクニックを紹介します。
1.コピー&ペースト
ネットで「このコマンドを入力してください」と書かれていたら、わざわざキーボードで打つ必要はありません。
コピーしてペースト(貼り付け)してしまえば良いのです。方法は以下です。
・ブラウザ上でコピーしたいコマンドを選択して右クリック。コピーを選択。
・端末上で右クリック。貼り付けを選択。
もちろんブラウザや端末のウィンドウメニューやショートカットキーを使っても構いません。
2.タブ補完
キーボードから入力する場合でも、コマンド名やファイル名を全部打つ必要はありません。
先頭の何文字かを打って「Tab」キーを押せば自動的に残りの文字を補完してくれます。
もし候補が1つしかない場合はすぐに完全に補完を、複数ある場合には候補一覧が出てきます。
候補一覧が出た場合は、候補の続きの文字を打ってまた「Tab」キーを押せばOKです。
もし候補が全く無い場合は、すでにその時点で入力を間違っている可能性が高いです。
もちろん新規にファイルを作る場合など、候補が元々無い場合は別です。
3.コマンド履歴
何回も同じコマンドを打つ場合、打ち直す必要はありません。
「↑」キーを押せば、過去に打ったコマンドが出てきます。
「↑」キーを押すたびに過去に遡り、「↓」キーを打てばその逆になります。
「↑」キーで出てきたコマンドは「Backspace」キーや「←」キーや「→」キーを使って編集も可能です。
打ち間違ってエラーになった場合でも全部を打ち直す必要はありません。
「↑」キーを使ってエラーになったコマンドを表示し、編集しなおせば簡単です。
似たような操作の場合も同様です。例えばファイル名が一文字だけ違うなど。
「↑」キーを使って前のコマンドを出し、違う部分だけ編集すればOKです。
この3つを知ってるだけで、端末入力がずっと楽になりますよ。